こんにちは、ProgLearn編集部です。
NPO法人「WELgee」が行なっている難民支援事業が素晴らしいと思ったので、
当該事業についてご紹介します。
WELgeeについて
日本にいる難民の方々のサポートをしている団体です。
私たちは、日本にやって来た難民の若者たちと
https://www.welgee.jp/about/
誰もが活躍できる未来を作っています。
紛争、弾圧、治安悪化などから、祖国を逃れざるを得ない難民の数は世界で6000万人超。
祖国を失い、逃れた国でも、未来を奪われた難民たちが、ここ日本にもいます。
しかし実は彼らは、私たちと同世代の
夢見るITエンジニア、正義感に溢れるジャーナリスト、優しい牧師さん…
ユニークな個性の宝の山でした。
注目した事業
難民の方にエンジニア教育を施し、日本での就労を支援する事業です。
「難民をエンジニア人材に育てる」就労“伴走”NPOが始めた日本初のプロジェクト。楽天らも強力支援
https://www.businessinsider.jp/post-193130
すでに6名の方を対象にプログラミング教育を行なって1名の方は就職が決まっているようです。
なぜ注目したのか
今後日本で発生する問題の解決手段となり得るからです。
具体的にはオフショア開発時に発生するコミュニケーションの問題です。
これから日本ではエンジニアに対する需要は増加しますが、人口減少に伴って供給不足が発生します。
そのためオフショア開発が増加すると見込まれているのですが、その際にコミュニケーションの課題が発生すると考えております。
なぜならオフショア開発時のコミュニケーションは英語ですが、日本人の英語力は世界的にとても低いレベルだからです。
英語力が低いために的確な意思伝達が行えず、細かなエラー・手直しが多発すると想定できます。
しかしその際に英語の堪能な難民の方をエンジニアとして雇っていれば、課題を解消することができます。
現状と将来
現状日本では難民の受け入れが盛んではありません。
他国と比較して劇的に少ないです。
難民認定手続の結果,我が国での在留を認めた者は65人となっています。
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri03_00700.html
そのうち,認定者は,上記2の19人に,不服申立手続における「理由あり」との決定による認定者1人を加えた20人であり(別表(2)参照),その主な国籍は,エジプト5人,シリア5人,アフガニスタン2人となっています。
また,難民と認定しなかったものの人道的な配慮を理由に在留を認めた者は45人となっています。そのうち,本国の情勢等を踏まえて在留を認めた者は14人であり,その主な国籍は,シリア4人,ミャンマー3人,イラク2人,コンゴ民主共和国2人です。
しかし日本では少子高齢化による人口減少が続きます。
人口減少は国力の低下に直結するため、将来難民受け入れ数を増加せざると得ないと想定しています。
その際に難民を活かす方法としてWELgeeが行なっているエンジニア教育及び就職斡旋は有効です。
最後に
今日はいつもとやや趣旨の違う話題にしてみましたが如何だったでしょうか。
困った時に皆が手を取り合って協力し合える世界になるといいですね!笑
我々もまずはプログラミング学習を通して、より良い世界の構築に貢献していきます!