「NovelAIで生成した画像や文章は商用利用可能?」
「詳しい利用規約や著作権について知りたい」
このような疑問や悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
結論からいうと、NovelAIは商用利用可能です。
その上で、NovelAIの特徴や使い方を詳しく解説していきます。
目次
NovelAIとは?
NovelAIは、アメリカのAnlatan社が開発した、小説・詩・音楽作品・手紙など、さまざまな文章を生成できるAIツールです。
名前の通りNovelAIは、AIが小説を生成することがメインのツールでしたが、2022年10月3日に画像を生成する機能なども搭載されました。
イラスト調の画像を生成するのが得意で、アニメや漫画系のキャラクターの生成に向いているのが特徴です。このイラストのクオリティが話題になり日本にも広まりました。
NovelAIの商用利用は可能?
NovelAIは商用利用可能です。
では、NovelAIの商用利用について詳しく解説していきます。
生成画像の著作権に関する内容を利用規約から一部抜粋し、日本語訳したものが下記になります。あなたは法的または物理的な実体である場合でも、コンテンツのすべての権利と所有権を保持します。私たちはあなたのコンテンツに対して所有権を主張しません。ただし、所有権をAnlatanに移転することを明示的に合意した場合は除きます。
引用元:NovelAIの利用規約
上記の通り、第三者の権利を侵害する等がない限り、利用規約上、商用利用や生成物の著作権はとくに制限はありません。
そのほか画像生成系AIの商用利用についても、下記の記事で解説しています。
NovelAIを活用するメリット・デメリット
NovelAIを活用するメリット・デメリットを紹介していきます。
NovelAIのメリット
NovelAIのメリットは以下の2点です。
①少ないプロンプトでハイクオリティなアートが生成可能
②アニメ系イラストが得意
NovelAIは他の画像生成系AIに比べ、少ないプロンプトでアートを作成できます。
NovelaAIはプロンプトに対する感度が高く、またプロンプトに書いていない部分も想像して描いてくれるのが特徴です。
そのほかにもアニメ系イラストが得意で、2次元系のアートを作りたい方にはおすすめです。
NovelAIのデメリット
NovelAIのデメリットは以下の2点です。
①実写系のイラストは苦手
②ハイクオリティのアートを量産するにはOpusプランへの加入が必要
NovelAIは実写系のイラストは苦手です。MidjourneyやStableDiffusionのように、被写体がいるかのような画像の生成は精度高くできません。
またNovelAIには、イラストを生成する回数を指定する「STEP」という項目があります。この数値が高いほど絵は洗練されていきます。
STEPは1〜50まであり、29以上はサービス内通貨のAnlasを1枚につき5〜20使用されるため注意しましょう。
アクセサリーや手など、具体的な表現が必要とされるパーツは、STEP29以上が求められます。
Tabletプラン(安いプランの方)では、Anlasが1,000付与されるのですが、クオリティの高いアートを大量に生成したい方は1,000では不足する場合もあるでしょう。
その場合、Opusプランに加入すれば不足は解決されますが、月額約3,500円なので価格が上がります。
NovelAIの登録方法
NovelAIの登録方法は以下の2つの手順でできます。
NovelAIの登録手順①:アカウントの登録
NovelAIの登録手順②:サブスクリプションの登録
1つずつ順に説明していきます。英語表記なので画像を参照しながら操作していきましょう。
NovelAIの登録手順①:アカウントの登録
アカウントの登録をしていきます。NovelAIの公式ページにアクセスしましょう。
次に、画面右上の『Login』をクリック。
そして『Sign Up』をクリックしましょう
次に下記の項目を入力していきます。
- メールアドレス
- パスワード
入力ができたら『Start Writing!』をクリックしましょう。
登録したメールアドレスに、メールが送信されます。そのメールに本登録のURLが記載されているので、そこからアクセスしてください。
続いて、メールからアクセスすると上記画像のような画面になります。
右上の『Login』をクリックしましょう。
先ほど登録した、メールアドレスとパスワードを入力します。
入力できたら『Sign In』をクリック。これでアカウント登録は完了です。
NovelAIの登録手順②:サブスクリプションの登録
ログインができたら、サブスクの登録をしていきます。(NovelAIは有料プランしかありません)
上記画像の『歯車マーク』をクリックします。
次に、左のキャプションの『Account』を選択してください。
続いて、Corrent Tierの『Manage』をクリックしましょう。
次に上記画像の画面に移動するので『Take me there』を選択してください。
続いて、プランを選びましょう。
プランは3つです。
Tablet(タブレット):10$(約1,300円)
Scroll(スクロール):15$(約1,940円)
Opus(オーパス):25$(約3,200円)
それぞれの詳細は以下の通りです。
Tablet(タブレット)
金額 10ドル(約1,400円)
月に約200枚生成可能
Scroll(スクロール)
金額 15ドル(約2,100円)
月に約200枚生成可能
小説の生成に特化したプラン
Opus(オーパス)
金額 25ドル(約3,500円)
月に約2,000枚生成可能
画像の生成に特化したプラン
プランを選択したら、最後は支払い方法等の設定です。
メールアドレスを入力し、『Continue』をクリックしましょう。
あとはPayPal支払いかクレジット支払いか選択した上で、必要項目を入力し『Subscribe now』をクリックすればサブスク登録完了です。
NovelAIの画像生成3ステップ
NovelAIの基本的な使い方を紹介していきます。
NovelAIの使い方①:Generate imageをクリック
まずは、NovelAIのトップ画面にある『Generate image』をクリックしましょう。
NovelAIの使い方②:呪文(プロンプト)を入力
次に、「Write your prompt here.~~」と書かれたテキストボックスにプロンプト(指示文)を入力していきます。
このプロンプトは英語で入力するので、英訳ツールを使って日本語を英訳してもらうのが1 番簡単な方法でしょう。
英訳ツールのおすすめはDeepLです。文章を入力して、ワンクリックで英訳してくれるので非常に使い勝手のよいツールとなっています。
NovelAIの使い方③:Generateをクリック
プロンプトが入力できたら、『Generate 1 image』をクリックしましょう。
少し待つとプロンプトに答えたアートが完成します。
NovelAIをうまく使う3つのヒント
NovelAIだけでなく、画像生成系AIにはうまく使うための知識やコツが必要です。
ここではAI画像生成をうまく使いこなすためのヒントを3つ紹介します。
ヒント①:呪文生成器を使う
呪文生成器とは、条件を選択するだけでプロンプトを自動で考えてくれるツールです。
日本語表記で操作もシンプルであり、さらにNovelAIだけでなくMidjourneyやStableDiffusionでも使えます。
英文を入力しなくても、クリックするだけでサクッとプロンプトが生成されるのでぜひ使ってみてください。
ヒント②:元素法典を使う
元素法典とは、プロンプトがまとめられた辞書のようなものであり、高品質なAIアートを生成する際に必要なプロンプトのヒントを得られるサイトです。
元素法典にはアートとプロンプト・ネガティブプロンプト(生成したアートから除きたいもの)がセットで書かれているので、生成したいアートに似ているものを探し、プロンプトを参考にしましょう。
また元素法典は中国語表記です。プロンプトとネガティブプロンプトは下記の表記で記されています。
プロンプト:正面tag
ネガティブプロンプト:反面tag
参考になるプロンプトが見つかったら、真似をしたり、一部作り替えて生成してみたりするとプロンプトの作り方のコツや作り方を学べます。
ヒント③:NovelAI wikiを使う
NovelAI wikiも元素法典同様のプロンプトまとめ集です。
NovelAIのすごいところは、かなり細かくプロンプトをまとめてくれているところです。
プロンプト例には、髪色・ポーズ・目・口・表情・背景・年齢・環境・持ち物・服装などもあります。
自分が生成したアートにもう少し細かな修正を加えたい方は、NovelAI wikiからヒントを得てみましょう。
まとめ:NovelAIを活用してみよう!
本記事では、NovelAIの商用利用について解説しました。
NovelAIは商用利用可能で、生成した画像の著作権も生成した本人のものとなります。
NovelAIはアニメ系イラストが得意なので、2次元系のアート、アニメや漫画に利用したい方はNovelAIがおすすめです。
料金プランにフリートライアルがありますが、フリープランは小説の生成のみで画像生成はできません。画像生成を試してみたい方は、1番安価なTablet(タブレット)プランで試してみるのもいいでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
その他画像生成系AIの商用利用に関する内容も、紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。