こんにちは。どんぶラッコです。
本日は、HTMLの歴史を紐解いて行こうと思います。
普段何気なく使っているHTMLとCSS、その歴史は以外と知らないのではないでしょうか?
各ウェブブラウザが勝手に仕様を決めていた!
HTMLの仕様はW3Cという非営利団体が決定しています。World Wide Web Consortiumの略ですね。
今でこそ”Web標準 (Web Standard)”という言葉が存在しますが、標準化がされる以前はどのように仕様を決定していたのでしょうか?
実は、各ブラウザが勝手に機能を搭載し、それをW3Cが後から仕様として認める、という方針だったのです。
Chromeで開いたページと、Safariで開いたページ、Firefoxで開いたページ、それぞれの表示が全く違うなんて経験ありませんでしたか?
それは、ブラウザベンダーが各々勝手に機能を実装していたからなのです!
だからブラウザ毎に対応仕様が違っていたんですね。
現在は、Web標準という言葉がある通り、W3C勧告の元で仕様を統一しようとしています。
HTMLにはデザイン用のタグが存在した!
現在、我々がコーディングをするとき、HTMLで構造を、CSSでデザインを指定することは当たり前になっています。
しかし、以前は HTMLタグにデザインを指定できるタグが存在していたのです。
代表的なものが <font>
タグです。
http://www.htmq.com/html/font.shtml
デザインを指定するためだけのタグ…。なんか違和感がありますよね。
しかし、役割毎にファイルを分割した方が再利用性が高いことから使われなくなっていきます。
また、Google検索などのサーチエンジンの台頭によって、HTMLが機械によって文章の構造を判断される対象になったことも大きく影響しています。
Webブラウザには後方互換性(昔の仕様も使える)があるので現在もfontタグは使えます。
しかし、HTML5の仕様では現在廃止されているのでもう使わないようにしましょう。
他にもHTML5で廃止されたタグはこちらのページにまとまっていました。
こうやってみると、HTMLにも様々な試行錯誤の歴史がありますね!
勉強の息抜きに歴史を紐解いてみるのもいいかもしれませんね♪