みなさん、今日は。どんぶラッコです。
実は今、私はJavaScript講師として プログラミングの教鞭をとっています。
今日は、最初の内に躓く「これ、どういうこと?」をまとめました。
セミコロンはなくても動くの?
セミコロンは式の終わりを示すものです。JavaScriptの場合はセミコロンがついていなくてもプログラムは動作しますが、他の言語ではその限りではありません。PHPでは式にセミコロンがついていないとエラーになるので、最初はセミコロンをつける癖をつけておくと良いです。
ダブル( "
) とシングル ( '
) の違い
hello world!
などの文字列 を囲うのは "
(ダブルクォート) でも '
(シングルクォート) でも問題ありません。
ただし、前後の記号は必ず一致させてください。
OK) "hello world!"
, 'hello world!'
NG) "hello world!'
… 最初が “, 最後が ‘ と一致していないため、エラーが発生します
※JavaScriptでは区別しないという事です。 他の言語では挙動が変わる場合があります。(例: PHP… ” のみ変数展開を実施する, C言語 … ‘ は文字, ” は文字列に使用する など)
var
は使っちゃいけないの?
これについては、一回動画でも解説しました!
JavaScriptの文法は ECMAScript(エクマスクリプト) として文法や構文などの仕様が策定されています。
実は、この第6版に当たる ECMAScript6 (ES2015) で大幅な文法のアップデートがかかりました。 let や const が追加されたのもこのタイミングです。
なので、JavaScriptの文法について検索するとき、2015年以前の記事であれば古い文法で記載されているかも?と疑いましょう。
そもそも、テクノロジーのアップデートはとても早いです。なので参照する記事はなるべく1年以内に書かれたものを参考にしましょう。
if文の終わり {}
にはセミコロンをつけないの?
変数の説明の時に、セミコロンは 式 (Expression) の終わりを示すために必要と解説しました。では、if文の終わりにはセミコロンは必要でしょうか?
これは必要ありません。ifは文(Statement) なので必要ない、というルールなのです。
ここではあまり難しく考えすぎず、「文」という言葉が入っていたらセミコロンいらないんだな〜とサックリ考えておきましょう!
ついでなので、式と文の定義についてまとめておきます。
式(Expression) … 値を生成するもの
文(Statement) … 処理の1ステップであり、値は生成しない
いかがだったでしょうか?頭の整理になれば幸いです!