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【ファイナンス】自社株買いってどういうこと?なぜ株主価値が上がるの??【EPS】

こんにちは、今日はファイナンスです。

頻繁に以下のような自社株買いのニュースが報道されますが、企業が自社株買いするとどのような効果があるかわかりますか?

“ノジマ、自社株買い30億円を実施”
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD1677N0W1A210C2000000/

ってことで今日は自社株買いについてざっくり解説します

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そもそも自社株買いとは

自社株買いとは企業が発行した株式を、その企業自身で買い戻すことです。企業は買い戻した株を基本的には償却するので、発行済株式数が減少することになります。

なぜ自社株買いをするのか

企業が自社株買いをする理由は大きく以下の3点です。

1.株主還元
2.市場への株価が安いとメッセージ
3.経営効率化

1.株主還元

主な目的としては株主還元が挙げられます。

上述の通り、自社株買いをして償却すると発行済株式数を減少させることができます。
そうすると1株当たり利益(EPS)が上昇するので、理論的には株主の持ってる株式数は変わらなくてもその価値を高めることができます。

わかりにくいと思うので、簡単な数字で考えましょう。
・発行済株式数:1,500
・当期純利益:100万

この条件の時、1株あたりの利益は666円(100万/1500)です。
そして次に企業が500株購入して償却したとすると以下の通りになりますね。
・発行済株式数:1,000 (1,500-500)
・当期純利益:100万

よって1株あたりの利益は1,000円となり、株主の持つ株式の価値が上昇したことになります。

2.市場への株価が安いとメッセージ

2点目は企業から投資家へのメッセージです。
経営陣が想定している自社の株価と市場での評価に差異がある時にされることが多いです。

例えば自分たちは自社の株価を大体1,000円〜1,200円くらいだろうと想定しているのに、市場では500円〜600円くらいでしか評価されていなかったとします。

この時、経営陣にとっては本来価値のある株を半額で購入することができるチャンスなので、自社株買いをすることになります。

従って自社株買いをした時は企業から「ウチの株価低すぎるよ」とメッセージを出していることになる場合もあります。

3.経営効率化

自社株買いをするときは内部留保が使われるので、企業の純資産が減少します。
そうすると少ない純資産(株主資本)で同額の利益を稼ぐことができていることになるため、経営効率化に繋がります。

だから自社株買いのニュースにはROEなどについても言及されることが多いのです。

ちなみに企業が公募増資をする時は逆の意味を持つので、株価が低くなりがちです。
1株あたりの価値が希薄化するし、「自分たちが思っているよりも高い株価がついてるから売り出すのか」と思われるからです。勿論純資産も増加するので、経営効率の指標も悪化します。

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