ビジネス基礎力

【過去を振り返るな!】事業投資を考える上で重要な”サンクコスト”とは【恋愛にも使える】

こんにちは、今日は投資だけでなく恋愛にも使えるサンクコストについてです。

サンクコストとは簡単に言うと“もう投資済みの費用”のことです。

例えばこんな事例だと皆さんどうしますか??

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例-新型飛行機開発プロジェクト

2017年に新型飛行機開発プロジェクトを立ち上げ、初期費用500億円、ランニングコスト100億円かけながら3年後の2020年からの納品を目指しています。新型飛行機の開発は国の悲願で政府からも支援されており、一大プロジェクトです。

1機あたり粗利は2.5億円で、既に1000機分の受注が確定しており、納品開始後は毎年100機納品できると想定されています。

WACCは5%としてNPVを算出しても228億円のプラスなので、事業開始の判断をしました。

012345678910111213
a)想定粗利250250250250250250250250250250
b)固定費500100100100100100100100100100100100100100
a-b-100-100-100150150150150150150150150150150
DCF¥728割引率5%
初期費用¥500粗利/機2.5
NPV¥228年間納品機数100

そして3年後の2020年、、、
事業環境の変化や度重なる開発の遅延によってまだ納品ができておりません。開発コストがかさみ、ランニングコストは200億円になっています。
また開発遅延はいつまで続くか分からず、最短でも更に3年かかりそうです。この影響で500機分が受注解約されてしまいました。

ただ、新型飛行機の燃費性能は依然として非常に優れているので開発できれば航空会社各社からの高いニーズを見込めます。受注解約されてしまった企業も再度契約してくれる可能性はあります。

さて、この時あなたが意思決定者ならこの事業をどのように判断しますか?

もう2020年時点でイニシャルコスト500億円,ランニングコスト600億円、合計1,100億円もかけています。
ただ、500機分は失注してしまいましたが受注残は500機分残されています。

この時、既に事業投資してしまっている1,100億円がサンクコストにあたります。
そしてこのサンクコストが判断を狂わせます。それは損をすると”取り返してやる”という気持ちが働きやすいからです。

事業判断をする際はこのサンクコスト、既に投資してしまって取り戻せない費用、は無視して、将来のキャッシュフローを元にしたNPVだけで判断しなくてはいけません。

2020年視点でNPVを算出しても-358億円のマイナスになります。
よって事業は絶対に中止すべきです。

2020年視点
012345678
a)想定粗利250250250250250
b)固定費0200200200200200200200200
a-b-200-200-2005050505050
DCF¥-358割引率5%
初期費用¥0粗利/機2.5
NPV¥-358年間納品機数100

皆さんもサンクコストに注意してビジネスしてみてください

ちなみにこれは恋愛においても応用できるので、恋人との関係に悩んでいる人は過去に尽くしてあげていたことなどは一旦忘れて、これから良い関係を構築できるのかどうかで判断してみてください笑

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