こんにちは、今日はビジネスをする全ての人にとって重要な指標「損益分岐点」についてです。
経営者だけでなく、サラリーマンとして働く人たちも自分が担当する事業・プロジェクトの損益分岐点を把握しておくことは極めて重要です。
なぜなら目標を立てられるからです。
「売上をどれくらい立てたら黒字になるのか?」「あとどれくらい売上を立てないといけないのか?」がわかるようになると、具体的な目標になるのでモチベーションも湧きやすくなると思います。
なので今日は簡単に「損益分岐点とは何か」「どうやって計算するのか」の2点について説明します。
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損益分岐点ってなに?
損益分岐点とは「利益ゼロを達成できる売上」のことです。
利益は「利益=売上-費用」で計算できるので、損益分岐点のときの数字を当てはめると以下の通りになります。
0(利益)=100万(売上)-100万(費用)
通常1つの商品を売るたびに多かれ少なかれ利益は発生するので、100万の売上に対する費用はもう少し低くなるはずです。
だから会計に明るくない人はこんなことありえないと考えるかもしれません。
これを理解するには「費用は2種類ある」ということをまず学ぶ必要があります。
2種類の費用
費用は固定費と変動費の2種類存在します。これを理解すると損益分岐点の理解に役立ちます。
固定費
固定費とは売上にかかわらず発生する費用のことです。
代表的な費用でいうと人件費、オフィス賃料、水道光熱費などです。
緊急事態宣言中に多くの飲食業オーナーがニュースで悲鳴をあげていましたね。これは営業できなかったとしても従業員の給料や賃料を支払わなくてはいけないからです。
つまり売上が発生しないのに費用は発生し続けていたといことです。
上述の例のように、固定の金額が発生する費用は原則固定費とされます。
変動費
それに対して変動費とは売上の増減によって変動する費用のことです。
例えば原材料費、仕入原価、販売手数料、消耗品費などです。
当社の場合はプロジェクト次第で外注エンジニアを雇っているので、彼らの費用も変動費に含まれます。
固定費の説明で例に出した飲食業の場合、ランチ・カフェなどのメニュー用材料は営業していなかったら購入する必要ありませんね。
その代わり営業して大繁盛すればするほど多くの材料を購入する必要があります。
だから売上が発生するたびに都度発生する費用を変動費とします。
どうやって計算するの?
ここまで理解できたらあとは簡単です。
つまり損益分岐点は「売上-変動費」で出る利益の総額が必ず発生する固定費と同額になるポイントのことです。そのポイントを探せば良いだけです。
わかりにくいと思うので例をあげて考えてみましょう。
(例)消しゴムしか売っていない文房具屋さん
1つ100円の消しゴムだけを売っている文房具屋さんの損益分岐点を考えてみましょう。
消しゴムの仕入れ代金は50円、賃料+オーナー給料は30万円とします。
この場合、変動費50円、固定費30万円となります。つまり「100円-50円」の総額が30万円となるポイントが損益分岐点です。
以下の数式で求めることができます。
損益分岐点 = 固定費 ÷ {1-(変動費÷売上高)}
これに数字を当てはめると次の通りになります。
損益分岐点 = 300,000 ÷ {1-(50÷100)}
= 300,000 ÷ 0.5
= 600,000
この文房具屋さんは毎月60万円売上ないと赤字になってしまうとわかりました!
次に消しゴムをいくつ売れば良いのか計算してみましょう。
今回は例があまりにも簡単すぎて計算式なんて不要ですが、一応以下の式で損益分岐点販売量を算出することができます。
損益分岐点販売量 = 固定費 ÷ (売上高 - 変動費)
これに数字を当てはめると次の通りになります。
損益分岐点販売量 = 300,000 ÷ (100 - 50)
= 300,000 ÷ 50
= 6,000
毎月必ず6,000個も消しゴムを売る必要があるみたいです。
毎日200個。。。笑
今回は小学1年生みたいな例を用いましたが、全てのビジネスで同じように計算できます!
なので少し時間あるときに自分が関わっているビジネスの損益分岐点を計算してみてください!