こんにちは、コロナの第2波のような状況になっているので体調にはくれぐれも気をつけてくださいね。
さてこんなコロナ禍の状況で企業も投資家も皆大変なことになっています。
こんな時は株価の値動きで一喜一憂せず、割安になっている高収益体質の企業を探して長期保有することをオススメします。
日経に高収益体質企業を探すのにぴったりな記事が載っていたので早速ご紹介します。
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2020年3月期の首位はカカクコム
事業活動に投じた資本を使ってどれだけ利益を生み出したかを示す「投下資本利益率(ROIC)」を調べたところ、2020年3月期に首位となったのは値段比較サイト運営のカカクコムだった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61807430S0A720C2000000/

カカクコムのROICは45.3%!驚異的な数字です!
記事の中でも言及されていますが、資産規模が少ない「持たない経営」はROICを引き上げますね。
ただ業界、業種によってどうしても資産を持たざるを得ない企業群はあります。正直、業界わけをしないROICランキングにあまり意味はない気もしますが、それでもROIC45.3%は素晴らしいです。
他のROIC上位企業の顔ぶれをみると共通項は「持たない経営」な気がしますね。
例えば20位の大成建設、新国立競技場の建設を担当した大企業です。
この会社は現場で必要な建設資材や重機をたくさん持っていると思われる方が多いと思います。ただ実情は違います。
自社では建設に必要な資産をほとんど保有していません。
重機は下請けが持っていますし、資材は都度購入しています。自社で保有しているのは現場を指揮する現場監督だけです。
さらに競合他社と比較して積極的な買収をしていないので「のれん」も無い。
その結果、資産が圧縮されて事業投下資本利益率のROICが高まっているのです。
ROICは業界特性によって平均が異なる
上述の通り、ROICは「持たない経営」をしていると高くなるので、「資産を持たざるを得ない経営」が必要な企業はROICが低くなります。
下位25社をみるとそれが顕著に現れています。電力・鉄道・メーカー、どこも大きな資産を保有する必要のある業界です。
また武田薬品・丸紅のように積極的なM&Aを進めて「のれん」が増大し、資産が増えた企業もあります。

ROIC比較で重要なのは業界別、戦略精査
上位・下位25社を見比べると改めてわかりますが、企業単体でのROIC順位付けはあまり意味がありません。
まず業界ごとに企業を分けてROIC順位付けをしましょう。そしてその後は各企業の戦略チェックです。
ROICはあまりパッとしなくてもM&Aによるのれんが膨らんでいることが原因で、その買収によって将来の成長を見込めるのであればROICが多少低くても問題ではありません。
例えばROICが一番低い武田薬品は最近巨額買収をしました。その投下資本をのぞいて計算するとROICは一気に7%台となります。
だから投資をする時はまず業界別でROIC順位付けをして、さらに各社の戦略を調査するようにしましょう!