こんにちは、最近TOBの話題をよく目にしますね。
コロワイド、速攻のTOB 大戸屋は絶体絶命か
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00006/070900100/
伊藤忠がTOBでファミマの完全子会社化目指す、JAグループとの資本提携も
https://diamond-rm.net/management/59072/
TOBがなんなのかよく理解していない方もいると思うので、今日はさらっと説明します。
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TOBとは
TOB(株式公開買付け,Take Over Bid)とは、公開企業の支配権・経験を取得・強化する目的で、市場外で対象企業株式を短期間に大量買い付けすることをいいます。
TOBするとどうなるのか
TOBを仕掛ける企業は対象の株式の現在株価にプレミアム(上乗せ価値)をつけた価格で、個人投資家などから株を集めます。
その結果、株価は上がる傾向にあります。
例えば現在株価2,000円 公開買付価格3,000円とした場合、株価が3,000円未満の間に対象株式を購入しておけば確実に儲けが出ますよね。
なので今まで対象株式に興味がなかった人たちも急いで買い注文を出すので、どんどん株価が上昇していくのです。
株価が買付価格を上回ることも
それが加熱すると株価が買付価格を上回ることもあります。
2020/7/13 15:00現在、伊藤忠がTOBを仕掛けたファミリーマートの株価は2,318円で買付価格2,300円を上回っています。
このケースの場合は「TOB価格の引き上げ」を睨んだ買い注文が入っている可能性もあります。ただ稀なケースです。
保有株がTOB対象になったらどうすれば良いのか
選択肢は以下の3つです。
- TOBに応じる
- 市場で売却する
- 保有し続ける
TOBに応じる
基本的には現在の株価よりも高い値段で買付されるので、TOBに応じるのは普通の選択です。
その場合は”買付代理人”を通して保有株式を売却することになります。でもそうすると手数料が発生することもあるので注意してください。
〇主な買付代理人(証券会社)の手数料-各社ホームページより
証券会社名 | 公開買付の応募に係る手数料 | 他社→当社への移管手数料(入庫) | 当社→他社への移管手数料(出庫) |
---|---|---|---|
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | かからない | かからない | かかる場合あり |
SMBC日興証券 | かからない | かからない | かからない(当社で負担) |
みずほ証券 | かからない(口座管理料も不要) | かからない | かかる場合あり |
野村證券 | かからない | かかる場合あり | かからない |
市場で売却する
2つ目の選択肢は”市場で売却”です。
上述の通り、TOB後は株価が上昇する傾向にあります。なので手続きとか面倒だなって思う人は市場売却しても良いと思います。
保有し続ける
最後の選択肢は頑として売らないで持ち続けることです。
余程その企業に愛着がない限りやらない方が良いと思います。なぜなら対象株式は市場で流通しないので、売却することが困難になるからです。
また、保有し続けたとしても買収企業から強制的に現金化されてしまうかもしれません。
最後に
保有株式がTOB仕掛けられたら大人しく高値で売却して、それを元手に他の株式の購入をお勧めします。