こんにちは、今日は最近度々ニュースで報じられていたサーキットブレーカーについて調査します。
最近株価が急落を繰り返した影響で頻繁にサーキットブレーカーが発動されました。
私は最近までこの言葉を知らなかったので、なんか格好良いなと思ったのを覚えています。
ってことでサーキットブレーカーについて調べることにしました。
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サーキットブレーカーとは
サーキットブレーカー(Circuit Breaker)とは株式市場・先物取引で価格が一定のパーセンテージを超えて変動した場合に、強制的に取引を停止させる措置を行う制度のことのようです。
目的
市場では売りが売りを呼んで下落が止まらなくなるようなことがあります。それは投資家が損切りするために焦って一斉に売り始めるからです。
この制度は投資家に冷静になってもらう目的で設けられました。一旦取引を強制的に止めて投資家に冷静になってもらって市場の混乱を抑えることが狙いです。
電流が流れ過ぎた時に、発熱などを食い止める電源を落とす電気回路の遮断器(サーキットブレーカー)と似ている制度であるため、この名前になりました。
経緯
1987年に米国市場最大規模の暴落となった「ブラックマンデー」をきっかけに、ニューヨーク証券取引所で始まりました。
このときはなんと1日で株価が22%も値下がりしたようです!
現在はアメリカだけでなく、日欧などの先進国の株式市場は一般的に導入しています。
各国のサーキットブレーカー
日本
日本では同名の制度は無いようです。ただ同じ様な仕組みの制度はあります。
- 特別気配制度
ある一つの注文が到来した際、当該注文の即時約定処理中に本来発生すべき約定価格群のうちすべてが、更新値幅を(上または下に)超える場合には、最大3分間(※状況により更に長引くことがある)、約定成立の保留が行われる。
- 連続約定気配制度
下記の2つのパターンのいずれかに当てはまるときに、直前の約定値段から気配の更新値幅の2倍の値段まで売買を成立させた後、最大1分間、約定成立の保留が行われる。
①ある一つの注文が到来した際、当該注文の即時約定処理中に本来発生すべき約定価格群のうち一つ以上が、更新値幅を(上または下に)超えず、かつ同約定価格群のうち一つ以上が更新値幅の2倍を(上または下に)超える場合
②複数注文の到来により、ある時点tから60秒以内に、(時点tにおける)更新値幅の2倍を上または下に超えるような約定が、本制度がなければ発生すべき場合
アメリカ
- Level 1 – 9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より7%下落したら15分間取引を停止する。
- Level 2 – 9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より13%下落したら15分間取引を停止する。
- Level 3 – 時間帯に関係なくS&P 500が前日終値より20%下落したらその日は取引を停止する。
過去の発動
日本
日本では度々発動しています。
- 2001年:アメリカ同時多発テロの翌日
- 2008年:リーマンショック
- 2011年:東日本大震災
- 2013年:アベノミクスの反動
- 2016年:マイナス金利導入
- 2020年:コロナショック
アメリカ
2013年に現在のルールへ改定されてから発動されたことはありませんでした。
コロナショックで初めて、しかも短期間で既に3回も発動されています。(3/17現在)
最後に
サーキットブレーカーが発動するのは混乱している時だけです。
もう発動しないといいですねぇ〜