こんにちは、今日はキャッシュ・フロー計算書についてです。
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キャッシュ・フロー計算書
キャッシュ・フローとP/Lの違いは実際の現金の動きを捉えているかどうかです。
P/L上では売上が発生したタイミング・費用が発生したタイミングで帳簿上に記載されるため、実際に現金が増減するタイミングとは異なります。
例えば10万円の商品販売と3万円の材料購入を1月1日に行って、材料費を支払うのは2月末、販売代金が入ってくるのは3月末だとします。
この場合実際にお金が減るのは2月末、お金が増えるのは3月末ですが、P/L上では両方とも1月分の損益として計上されるのです。
従ってこの契約を行う際、会社には現金が2万円しかなかったら黒字倒産してしまうことになります。
上述の例の様にP/L上では実際の現金の動きがわからないので、キャッシュ・フロー計算書を用いて現金増減の状況をしっかりと把握する必要があるのです。
キャッシュ・フロー計算書の種類
3種類のキャッシュ・フロー計算書が存在します。
1.営業活動によるキャッシュ・フロー
企業の本業に関わる活動におけるキャッシュ・フローです。先に示した例が「営業活動によるキャッシュ・フロー」に該当します。
このキャッシュ・フローがプラスになっていることは、本業でしっかりと儲けられていることを意味します。
そのためプラスになっていることが原則であり、その金額は大きければ大きいほど良いです。
少し難しい話になってしまいますが、当期計上分の減価償却費はこの項目で足し戻します。なぜなら上述の通りキャッシュ・フローは現金主義だからです。
減価償却費は現金の動きを伴わない費用なので、実際の手持ち現金と乖離が発生します。
そのため営業活動によるキャッシュ・フローを算出する際は、当期減価償却費分を足し戻すのです。
2.財務活動によるキャッシュ・フロー
企業が借入・株主配当などによって増減させたお金を表します。
借入があればキャッシュ増加、借入金返済・株主配当などがあればキャッシュが減少します。
従って財務活動によるキャッシュ・フローがプラスの時は、多額の借入を行ったことになります。
3.投資活動によるキャッシュ・フロー
企業が成長投資のための活動によって費やした/回収したお金を表します。
成長企業であればガンガン設備投資などでお金を使うので、本項目はマイナスとなることが多いです。
逆に大企業のように新たな設備投資をあまり必要としない企業は、資産売却や貸付資金回収などによるキャッシュの増加でプラスとなりやすいです。
最後に
今日で財務三表シリーズはおしまいです。
これからも基礎の基礎シリーズをやっていこうと思うので、本ブログを読んで少しでもコーポレートファイナンスに興味がわいたら勉強してみてください。