こんにちは、ProgLearn;編集部です。
近年フリーランスが話題になっていますね。
企業でも副業が解禁になって週末にフリーランスとして働こうか考えている人もいると思います。
ただ、そもそもフリーランスってどんな種類があって、どうやって仕事を探すかご存知ですか?
フリーランスになりたい人向けの情報を複数回にわたってお伝えします!
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フリーランスの定義と種類
定義
まずフリーランスとは具体的にどの様な人たちのことを指すのでしょうか?
フリーランス協会では以下の様に説明されています。
特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000189092_2.pdf
フリーランスを名乗るためには自分のスキルを使って仕事をする必要がある様です。
種類
次にフリーランスの種類です。フリーランスは以下の4種類に分けることができます。
- 副業系すきまワーカー
- 常時雇用がベースだが、副業でフリーランスの仕事をこなす
- 複業系パラレルワーカー
- 雇用形態に関係なく、複数の企業の仕事をこなす
- 自由業系フリーワーカー
- 特定の勤務先はないが、独立したプロフェッショナル
- 自営業系独立オーナー
- 個人事業主または法人経営者で一人で経営しているオーナー
仕事をしながら週末にフリーランスとして仕事をしたい人は「副業系すきまワーカー」にあたります。
フリーランスの需要と供給
フリーランスの人数
世間では副業解禁になったりフリーランス向けの仕事斡旋サービスが誕生したり、なんだか賑わっている感じがします。
でも実際のところ人数は増えているのでしょうか?
ランサーズが発行している「フリーランス実態調査 2018年版」によると、
2015年 913万人
2018年 1,119万人
3年で200万人程も増えているとわかりました。
アメリカでは2027年にフリーランス人口がノンフリーランス(企業勤め)人口を超えると想定されているらしいので、
日本でも将来フリーランスの方が多くなるかもしれませんね!
フリーランスのニーズ
フリーランスが増えていることはわかりましたが、仕事はふえているのでしょうか?
ただフリーランス人口だけが増えて仕事量が増えていなければ、供給過多になってしまい生存競争が起こってしまいます。
企業側の事情としても、労働人材不足、環境変化や技術革新のスピード向上、オープンイノベーショ
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000189092_2.pdf
ン、地方創生等の観点から、雇用にこだわらず外部のプロフェッショナル人材を柔軟に組織に招き入れ
て活用する選択肢が現実的になりつつあります。現在国内で自社の社員以外のフリーランス人材を活用
している企業は 18.9%に留まる一方、33.5%が今後の活用を検討していると回答しています
現在仕事量はなかなか増えていない様です。
しかしフリーランスの活用を検討している企業は1/3にのぼるので、近い将来仕事が多くなることは間違いなさそうです。
将来フリーランスになることを考えている方は、まず副業ワーカーとして経験を積んでおくと良いかもしれませんね!
年収
フリーランスになって稼げるのか心配ですよね。
「フリーランス白書2018」によると、フルタイムフリーランスに絞ると300万円を超える人が全体の 59.3%を占めています。
- 1000万円以上 5.9%
- 800万-1000万円未満 6.3%
- 500万-800万円未満 17.5%
- 300万-500万円未満 30.2%
- 100万-300万円未満 20.4%
- 100万円未満 15.1%
- 答えたくない 4.4%
思っていたよりも多かったですか?それとも少なく感じましたか?
比較対象がないとわからないのですよね。
「2017年 国税庁「民間給与実態統計調査」」で公開されている民間の年収給与階段と比較してみました。
フリーランスよりも高い数字を太字にしています。
- 1000万円以上 4.5%
- 800万-1000万円未満 4.8%
- 500万-800万円未満 20.7%
- 300万-500万円未満 32.3%
- 100万-300万円未満 29.3%
- 100万円未満 8.4%
フリーランスの方が高い年収を稼げる可能性もありますが、低くなってしまうこともアリそうですね。
次にどんな職種のフリーランスは給料が高いのか気になったので調べてみました。
フリーランスの年収は、業界や職種により大きく異なる。通常の BtoB 取引と同様の形態で業務を委託することが一般的な、ビジネス系フリーランス、士業、IT・クリエイティブ系フリーランスが比較的年収が高い。その中でもエンジニア、Web デザイナーは売手市場で報酬が高騰傾向にある。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000189092_2.pdf
士業が高そうなのはなんとなくわかっていましたが、エンジニア、Webデザイナーの給料も高いみたいですね!
仕事獲得の方法
フリーランスの人たちはどうやって仕事を獲得しているのでしょうか?
最近だとランサーズやクラウドワークスが有名なので、なんとなくクラウドソーシングで仕事を獲得しているイメージがあります。
でも結果は全く違いました!
- 人脈(知人の紹介含む) 69.8%
- 過去・現在の取引先 57.8%
- 自分自身の広告宣伝活動(Web・SNS・新聞・雑誌など) 31.4%
- 求人広告(Web・SNS・新聞・雑誌など) 11.2%
- クラウドソーシング 14.1%
- エージェントサービスの利用 13.4%
- シェアリングサービス 0.8%
- その他 3.4%
過去のコネクションなどの縁故で仕事を獲得している人がダントツで多かったのです。
クラウドソーシングで仕事を獲得している人は少数派でした。
「フリーランス白書2018」では以下の様に分析されています。
マッチングサービスの登場で一人でも仕事が得やすくなったとはいえ、依然としてネットワークやコミュニティ形成が重要。逆に言えば、ネットワークを拡げられないフリーランスは仕事が広がりにくいとも言える。
但し、「最も収入を獲得している仕事獲得方法」の断面で見ると、仕事獲得をしやすい方法と稼ぎやすさの相関はあまりなさそうだとわかりました。
年収 800 万円以上の高収入者が多いのは「エージェントサービス」で 17.6%。
次いで「過去・現在の取引先」で 14.6%、「人脈」で 13.1%の人が年収 800 万円を超える。
クラウドソーシングを最も収入が得られる仕事であると回答した人のうち46.4%は年収 100 万円未満であった。
仕事獲得ではあまり使われていなかった「エージェントサービス」が収入面では最も良いんですね。
残念ながらクラウドソーシングではあまり稼げていない様です。。。
仕事環境
会社員から独立してフリーランスとなった方達は、どの様に働いていて、どの様な心情を抱いているのでしょうか?
フリーランスとなっても超多忙でストレスだらけだったら、独立する意味はないですよね。
「フリーランス白書2018」で会社員から独立したフリーランスの方へのアンケートがありました!
簡単にまとめると働く時間が減って、仕事の満足度が上がっています!
増えた | 減った | 変わらない | |
働く時間 | 21.8% | 61.5% | 16.7% |
収入 | 41.7% | 44.8% | 13.5% |
満足度 | 84.3% | 3.6% | 12.1% |
収入は増えた人・減った人の割合がほぼ同じですが、働く時間・満足度は顕著に差が出ています。
会社員時代と比較して働く時間は6割以上の人が減少し、満足度は8割以上の人が増加しています。
自分の人生を自分でドライブできるので、満足度の上昇に繋がっている様ですね。
満足度内訳
次に8割以上の人が上昇させている満足度について詳しくみていきます。
具体的にはどの点について満足しているのでしょうか?
非常に満足〜満足 | 普通 | 不満〜非常に不満 | |
全般 | 75.8% | 16.2% | 7.9% |
就業環境 | 79.6% | 14.4% | 6.1% |
人間関係 | 77.2% | 18.6% | 11.2% |
充実感 | 81.0% | 14.2% | 4.9% |
スキルの向上 | 72.1% | 21.5% | 6.5% |
プライベートとの両立 | 74.6% | 16.2% | 9.2% |
社会的地位 | 37.7% | 42.2% | 20.2% |
収入 | 34.1% | 26.7% | 39.2% |
人脈形成 | 57.7% | 32.0% | 10.3% |
社会的地位・収入以外の項目は7〜8割程度の人が満足しています。
不満を抱いている人が圧倒的に少ないこともわかりますね。
逆に上述の2項目は突出して高い数値はありませんが、わずかに「普通」「不満」が多い結果となっています。
そもそも社会的地位について気にする人は出世・起業を目指すと思うので、フリーランスにはならないのではないでしょうか。
そのためフリーランス唯一の弱点は収入と言えますね。
収入問題についてだけ克服することができたら、フリーランスは会社員と比較して良いことしかなくなります。
実態がわかっていただけたと思いますが、さらに詳しいことを知りたい方はこちらの本を読むことをおすすめします。