こんにちは、最近記事でよく目にするけど私自身理解できていないNFTについて今日は調べてみることにしました。
NFTとは
「Nonfungible Tokens(非代替性トークン)」の略で、暗号資産(仮想通貨)に用いられているブロックチェーン(分散型台帳技術)を利用したデジタル資産を指す。複製不可能な独自の識別情報を持つ唯一無二のトークンで、オンライン上の芸術作品や楽曲、ミーム(インターネットで流行した画像や映像)などの原物のデジタル証書の役割を果たす。
ブロックチェーンを芸術とかネット上の画像・動画のオリジナリティ確保に用いた技術ってことですかね?
ネットでは良くも悪くもなんでもコピーしまくれるから、どこが、誰のモノがオリジナルなのかわからなくなってしまいます。
そこで自分の作品をネットに出しても「自分のものがオリジナリです!」って言えるようにブロックチェーンを活用したのではないかと推察しています。
NFTはどのように使われているのか
では実際にどんな使われ方をしているのかみてみましょう。
スポーツ
- バスケ
NBA Top ShotはNBA選手の華麗なシュートや迫力あるプレイをデジタルカードにして、ユーザーが売買できるようにしているサービス。ダッパーラボが開発する独自ブロックチェーン「Flow」で構築されており、カード売買の履歴を追うことができる。デジタルカードは毎回販売のたびに売り切れており、入手するにはセカンダリー市場が主になっている。
最近ではロサンゼルス・レイカーズ所属のレブロン・ジェームスのカードが20万ドル(約2100万円)で販売されたほか、ニューオーリンズ・ペリカンズ所属のザイオン・ウィリアムソン選手のカードもほぼ同額で取引された。
- サッカー
Sorareはフランスを拠点とする企業であり、ユベントスやアトレティコマドリードをはじめとする70チーム以上のプロサッカークラブと提携している。同社の運営する「Sorare」では、提携するサッカークラブの選手のカードがNFT(Non-fungible-token)として発行されている。
アート
- 音楽
ミュージシャンのグライムス(Grimes)は、NFTの形で自らのデジタルアートを600万ドル(約6億5200万円)で売り、DJ 3LAUは暗号資産デジタルミュージックアルバムを完売させて1160万ドル(約12億6000万円)を売り上げた。
アルゴリズムで生成された音楽を芸術作品と組み合わせるプロジェクト、「Eulerbeats」は、オリジナルの音楽コレクション作品のオーナーに対して、最初の発行時とは別に、約200万ドル(約2億1700万円)の印税収入をもたらした。
- 芸術
マイアミの美術収集家パブロ・ロドリゲス・フレイル氏は、オンラインで無料視聴が可能だった10秒間の動画作品に約6万7000ドル(約716万3000円)を投じた。先週、同氏がその作品を売却して得た金額は、実に660万ドルである。
ツイート
ツイッター共同創業者兼CEOのジャック・ドーシー氏は、自身が過去に投稿したツイートをNFTプラットフォームで販売する試みを始めた。記事執筆時点での入札価格は8万8888ドル(965万円)だった
今回取り上げたのはほんの一部にすぎません。
ブームは始まったばかりなのでこれからも面白い使われ方が増えるでしょう。
また、NFTは作品が転売されるたびに元の製作者に数%フィーバックされる仕組みのようです。
NFTの問題点
ブームになっているのはわかったのですが、NFTは以下の問題を孕んでいるようです。
コスト
NFTを活用するためにはコストもかかる。アナリストのCherie Huによると、NFTのミンティング(鋳造)には、最低でも70ドルの費用が掛かるという。さらに、トークンを販売するオンラインプラットフォームの手数料が3〜15%となっており、作品が転売された場合にも10%の手数料が必要になる
著作権
NFTは著作権に絡む問題も抱えている。現在の仕組みでは、トークンの作成者がコンテンツの所有者であることを確認できないからだ。つまり、自分の所有物ではないコンテンツの、NFTを作成する者が現れることも懸念される。
今後NFTがどのような進化を遂げるのか注目していきましょう!